ドキュメンタリードラマってご存知ですか?
「ドキュメンタリー」とも「ドラマ」とも違うドキュメンタリードラマです!!
実は最近じわじわ日本のテレビ業界でも一つのジャンルとして確立されつつあるようですね。
2018年の秋の新ドラマでも蒼井優さんがナレーションを務めるドキュメンタリードラマ「このマンガがすごい!」が放送されます!
今回はそんな「ドキュメンタリードラマ」とはいったい何なのか!
ドキュメンタリーとの違いなど詳しく解説していきたいと思います!
ドキュメンタリーとドキュメンタリードラマの違い
そもそもドキュメンタリーとは何なのか。
ドラマや映画などとして記録した映像をそのまま使用し、ナレーションなどを加えたりした記録映像です。
いわゆる「ノンフィクション」というやつですね。
例としては、子供の成長を記録した映像にナレーションを加えればドキュメンタリーができます。
(少し無理やりな例ですが、、)
それに対しドキュメンタリードラマはドキュメンタリーの一部を役者さんを使い再現し、ドラマのように分かりやすく魅力的にしたものです。
「再現ドラマ」や「プロジェクトX」などが一般的ですね。
過去の物語や魅力的なエピソードをわかりやすく伝えるために、このような手法が出来ました。
しかし、最近になって確立されつつある「ドキュメンタリードラマ」はこういったものともまた異なる形のようです。
新ジャンル「フェイクドキュメンタリードラマ」とは?
2018年秋の新ドラマとして放送されるドキュメンタリードラマ「このマンガがすごい!」は今までドキュメンタリードラマといわれていた「再現ドラマ」などとは異なります。
この手法はフェイクドキュメンタリードラマとも言われており、
2016年に放送された山田孝之さん主演の『山田孝之の東京都北区赤羽』というドラマでも使われ注目されました。
内容としては役者としてスランプに陥った山田孝之さんが、清野とおるさんの漫画『ウヒョッ! 東京都北区赤羽』を読み感銘を受ける。
舞台である赤羽に自ら移り住んで自身と向き合う姿に密着した作品。
出演者全員が本人の役で出演し「これって現実? フィクション?」とネットをざわつかせました。
私もリアルタイムで見ていたのですが、全く説明のないまま物語が進んでいき本当にリアルな出来事なのかと思うような作品でついついクセになるおもしろさでした。
つまり、ドキュメンタリーのように作ったフィクションということですね。
役者本人が演じているので役者さんの素の様子を見ているような感覚になり、ドラマのような面白い展開もある!
まさに新ジャンルのドラマですね!
リアルとフィクションが入り混じった「フェイクドキュメンタリー」
低予算でアイディア次第ではおもしろい番組が作れるといったメリットもあり
王道のドラマとは違った魅力がありますね。
もはや一つのジャンルといってもいいのではないでしょうか。