出典:by:ポケモンずかん|ポケットモンスター
1997年12月16日に起きたポケモンショック(ポリゴンショック)をご存じですか?
視聴者の一部が発作を起こして入院するなど、一時期社会問題になりました。
一体原因はなんだったんでしょうか?
目次
概要
ポケモンショックとはアニメ「ポケットモンスター」放送中に発生した事件のことで
事件の影響でポケモンの放送が4カ月の間休止された。
なおポケモンショックとは俗称で、「ポリゴンショック」「ポケモンパニック」「ポケモン(ポリゴン)事件」「ポケモン(ポリゴン)騒動」「ポケモン(ポリゴン)フラッシュ」などいろいろな呼び名があるようですね。
このことがあってから「テレビを見るときは部屋を明るくして離れて見てください」「(子供向けに)部屋を明るくして離れてみてね」などと勧告するようになった。
また、ニュース番組でも記者会見の映像で、カメラのフラッシュが激しい場合、注意を呼び掛けるテロップが表示されるようになった。
実際の映像と原因
主な原因として、第38話「でんのうせんしポリゴン」の後半あたりの映像で「パカパカ」と呼ばれる赤と青の点滅の演出が多用され、一部の視聴者が光過敏性発作という発作を起こした。
この発作により負傷者は750人に登り、うち135人が入院したそうです。
光過敏性発作とは視覚に飛び込んだ光刺激に対し異常反応を示し発作を起こすことである。
これらの症状は一時期「光過敏性てんかん」と呼ばれました。
しかし、光過敏性発作を誘引する原因には光刺激性てんかんだけでなく、それ以外のあるいは複数の要素が関わっている可能性が指摘されている。そのため、てんかんの一種とのみ言い切ることについては疑問が持たれており、今も研究中のようだ。
問題のシーンがこちら
*人によっては気分が悪くなったりするかもしれないので、絶対に部屋を明るくして見てください。
ギネス世界記録にも認定!?
北米では「最も多くの視聴者に発作を起こさせたテレビ番組」として、ギネス世界記録にも認定される不名誉な事態にもなったそうです。
そんなことで認定されても全くうれしくないですね。
その後ポリゴンの扱い
この事件以降、このエピソードに登場したポケモンであるポリゴン、およびその進化形であるポリゴン2とポリゴンZは、テレビシリーズ本編では一切登場していない。
劇場版、ポケモンショップCMの最後のシーンで登場したことがあるのみとなり、事実上ゲームオリジナルキャラとされている。
これに対してネット上ではポリゴンは悪くないとの意見もあがっている。
実際、映像を見てもらうとわかると思うが、問題のシーンはワクチンソフトによるミサイルやビーム砲撃、バグの穴を修復する場面、迫りくるミサイルをピカチュウが迎撃した場面などに多くみられ、ポリゴンに原因があるとは考えずらいですね。
アニメポケモンの「でんのうせんしポリゴン」の回で体調不良を訴える子供が大勢現れ、 後に「ポリゴンショック」と名づけられた光過敏性発作だけど、実際はポリゴンじゃなくてロケット団が撃ったロケットランチャーの爆発についていた光のエフェクトが原因だそうだよ。
— どうでもいい知識bot (@doudemo_bot) 2015年3月4日
ポリゴンにしてみたらはとばっちりでしたね。
まとめ
アニメを見てるとよく見る「テレビを見るときは部屋を明るくして離れて見てください」「(子供向けに)部屋を明るくして離れてみてね」などと勧告にはそんな理由があったんですね。
しかしこのことからポリゴンが愛されるようにもなったようですね。
私もポケモンには思い入れがあり、ポリゴンゲットのためにコインゲームをがんばった気がします。
今後、TVシリーズのポケモンでポリゴンが登場するのが楽しみですね。