プロ野球のドラフト会議といえば毎年いろんなドラマがありますよね。
これからプロになる高校生や大学生、社会人のターニングポイントでもあります。
そして、ドラフト会議といえばくじで決まるイメージです!!
1位指名の球団が複数あった場合、監督がくじを引き交渉権を獲得します。
交渉権を獲得した監督がガッツポーズをしているシーンはよく見ますよね!
しかし、2位以下はどう決まるかというとくじではありません!!
そこで、意外と知らないプロ野球ドラフト会議での2位以下の決め方について解説していきます!
ドラフト会議の正式名称
ドラフト会議の名称がよく使われますが、正式名称は「新人選手選択会議」です。
新人の選手を獲得するための会議ということですね。
新人の定義としては日本の中学校、高校、大学に在学している。(ただし、日本高等学校野球連盟、全日本大学野球連盟に加盟が認められた団体に限る)
または在学した経験を持っており、いずれのNPB球団とも選手契約を締結したことのない選手のこと。
つまり一度もプロ契約を結んでないことが条件となります。
また、日本の中学校、高校、大学に在学した経験がない場合でも、
日本国籍を持っていれば「新人選手」という扱いになります。
日本以外でプロとして契約したことがある選手を獲得したい場合は会議の7日前までにコミッショナーに事前通告しなければいけません。
それを受けコミッショナーは全球団に通告します。
ドラフトの決め方
ドラフト会議では1巡目は「入札抽選」という方法が使われます。
全球団が同時に獲得を希望する選手の名前を提出します。
指名が被らなければその球団が契約交渉権を獲得。指名が重複していた場合は抽選(くじ)で決定します。
抽選に外れた場合、再度入札を行います。全球団が確定するまで行い1巡目は終了です。
ニュースなどでは抽選の映像がよく報道されますね。
2巡目は「ウェーバー方式」というのが用いられます。
ウェーバー方式とはリーグ戦での順位の逆順で選択します。
つまりリーグ戦で6位だったチームから順番に指名していくということです。
セ・リーグ、パリーグの優先順位は交流戦で勝ち越した方からとなります。
3巡目からは「逆ウェーバー方式」4巡目からは「ウェーバー方式」と交互に繰り返していきます。
そうして全球団合計120人に達する、もしくは全球団が選択の終了を宣言するまで続けられます。
つまり2位以降はルールにしたがって順番に指名していくということになります。
1位だけは特別枠といった感じですね。
確かにすべてを抽選にしていたら、時間がかかってしまいますからね。
最後に
ドラフト会議は毎回いろんなドラマを見せてくれます!
今年のドラフトもどんな展開になるのか楽しみですね!!